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ブログ2024.02.29
空き家活用で福祉支援

空き家活用で福祉支援

相続などで入手した「空き家」。
こまめな管理が難しく、放置された空き家が増える「空き家問題」が大きな社会問題になっています。

著しく倒壊リスクや衛生上の問題がある「特定空家」は固定資産税が6倍になるなどのデメリットがあり、近年、ニュースでもよく取り上げられているため、対策を急がれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

固定資産税

実際、空き家を所持していると固定資産税や建物管理など、空き家を維持・管理する日々の時間や費用が大きな負担となってしまいます。
その上、建物は日々劣化し、場合によってはリフォームに膨大な費用がかかってしまったり、売却ができなかったりするケースもあるため、早めの空き家活用がおすすめです。

空き家をうまく活用することができれば、普段の換気や掃除の機会ができることから管理の問題を解決し、用途によっては収入を得ることや社会貢献にもつなげられます。

今回は、空き家活用でできる福祉支援として、需要も増していて安定した運営が望める「障がい者グループホーム」や「就労支援施設」についてご紹介いたします。

空き家を障がい者グループホームに活用

ヘルプマーク

障がい者グループホームとは、障がいのある方がスタッフのサポートを受けながら、共同生活を行う施設のことです。

多くの人と触れ合いコミュニケーションをとる機会をつくることができるため、障がいのある方々の社会的な孤立を防止し、自立心を養うことや、生活の質向上を目指すことができます。

アパートやマンション、一戸建てなど様々な形態のグループホームがあるため、空き家の活用法としても取り入れられるようになってきました。

グループホームの需要と空き家活用のメリット

そんな障がい者グループホームですが、需要が高まっているものの、現在施設の数が少なく、供給率が低い状況です。

運営面から見ると、人口が減少しつつある社会の中でも空室を埋めやすいことになり、アパート運営などに比べて安定した運営をしやすいメリットがあります。
空き家は管理体制が課題となることも多いため、需要があり日々換気や掃除が行われる施設との相性は良いと言えるでしょう。

アパートの部屋のイメージ

近年では法改正などを踏まえて、「障がい者のあるなしに関わらず、誰もが住み慣れた地域の中で安心して、自分らしく生活できるまちづくり」を目指す自治体も多く、障がい者グループホームへの空き家活用は「居住環境の整備」として、福祉施設不足の解消や地域経済の活性化への貢献が見込めることもメリットの一つです。

空き家対策と組み合わせれば、空き家と福祉という二つの社会問題が同時に解決できる、まさに一挙両得の施策なのです。

空き家活用と設置基準

障がい者グループホームは、「介護サービス包括型グループホーム」「日中サービス支援型グループホーム」「外部サービス利用型グループホーム」などに分かれており、サービスの形態によって下記のような様々な基準が定められております。

  • 周りの環境
  • 設備
  • 人員配置 など

設備面にも決まりがあり、広さや築年数などによっては空き家を活用できない場合もありますので、ご注意ください。
東京都福祉局のグループホーム説明会資料では、サービスごとの必要な人員配置や詳細な基準を確認できますので、合わせてご確認ください。
東京都障害者グループホーム説明会資料について(東京都福祉局)

また、グループホームは法人格を持った団体が運営するというルールがあり、個人では運営ができませんが、グループホーム建築の実績がある東郊建設では、空き家のオーナーさまへノウハウをお持ちの法人さまをご紹介することも承っております。

空き家のオーナー様へ、グループホームのノウハウをお持ちの法人様をご紹介いたします。

これまでの福祉施設の実績を活かしてご利用者さまの特性に合わせたリフォームの施工もあわせて行うことができますので、空き家活用をご検討の際には、是非お気軽にご相談ください。

空き家を就労支援施設に活用

グループホームとあわせて空き家活用法としてご紹介したいのが、「就労支援施設」です。

就労支援施設には大きく分けて2種類あります。

  • 就労移行支援」一般企業への就職を目指す障がい者の方が就職に必要なスキルや知識を身に着けられるようサポートをする事業です。
  • 就労継続支援」障がいや疾患などの理由により一般企業などで働くことが困難な方が就職し、働き続けられるよう支援する事業です。雇用型(A型)と非雇用型(B型)の2つの枠組みがあります。

障がい者就労支援施設のイメージ

それぞれの事業概要や対象者は、厚生労働省の資料でご覧いただけます。
基準に合致することで、空き家を活用して就労支援施設を運営することもできます。
障害者福祉施設における就労支援の概要(厚生労働省)

就労支援施設の需要

空き家を活用した就労支援施設のイメージ

こちらもグループホーム同様、希望者は増えているものの、活動拠点の確保が難航している状況です。

訓練・作業室など作業や訓練に必要な設備はもちろん、相談室や利用者の特性に合わせた洗面所・トイレが必要など様々な基準があるため、空き家の広さや築年数などによっては活用できない場合もあります。必要であればリフォームなども取り入れながら、施設づくりをすすめていきましょう。

東郊建設ではグループホームや福祉施設などの実績も多数あり、目的に応じたリフォームを承っております。是非お気軽にご相談ください。

これまでの福祉施設の実績は、以下のリンクからご覧いただけます。
福祉・医療施設施工実績一覧

空き家の福祉活用で固定資産税問題を解決

活用せず放置することで倒壊の危険や衛生上のリスクを高め、固定資産税6倍の特定空家となってしまうこともある空き家。

特定空家に指定されそうな空き家のイメージ

空き家の広さが適していない場合や、築年が古い場合などには、福祉活用が難しい場合もあります。福祉支援以外にも、賃貸活用や店舗、駐車場など、環境や広さに合わせた活用方法がありますので、空き家活用をご検討の際には一度ご相談ください。

東郊建設では土地・不動産の査定はもちろん、リフォームのご提案など空き家活用を幅広くサポートいたします。不動産後見アドバイザーが在籍しているため、空き家活用のためのリフォーム・建て替えだけでなく、不動産相続のご相談も承っております。
お持ちの空き家活用・不動産相続のお悩みは、東郊建設へお気軽にご相談ください。

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